2020年8月10日月曜日

映画「新聞記者」

ある日、新聞社に匿名のファックスが届く
大学新設計画に関する書類と謎の羊の絵
発信元を探る女性記者
情報操作するよう命じられるエリート官僚
計画の裏に隠された秘密とは?

松坂桃李が演じるエリート官僚が務める内閣情報調査室は
実在するものの取材がまったくできなかったという謎の組織なので
あそこで行われてた情報操作的なところはフィクションですが
実際にあった官僚による公文書改ざん問題と関係官僚の自殺や
レイプを告発した被害者女性に対するセカンドレイプなどが
形を変えて描かれているので
フィクションであることを忘れてしまいそうになります
本当にこういうことしてるんじゃないかと疑いたくなります

内容も演出も雰囲気も暗めで重め
やりきれない気持ちでいっぱいになるけれど
でもこの映画を見たことにより
実際の事件の方に興味がわいて
ちゃんと調べたくなります
なのでそれだけでこの映画を作った意味も、見る意味もあるかも

今年(2020年2月)のアカデミー賞で
最優秀作品賞/主演男優/女優賞の3冠を獲得した作品
なのにあんまり話題にならなかったのは
内容が反政府っぽいから宣伝されにくかったのか
それとも単に演出が地味すぎるからかな?

女性記者役は韓国出身のシム・ウンギョン
アメリカ生まれの日系人という役でしたが
なんでそういう設定なのかな?と思ったら
引き受けてくれる女優が誰もいなかったからとか
確かに反政府的ではあるけれど
それでも関係なくアカデミー賞取れるなら
この役やりたかったとくやしがっている女優が
実はけっこうたくさんいるのかも

私的には松坂桃李の上司役の田中哲司に
助演男優賞あげたい感じです
ものすごくこわいよー

公開:2019年6月

https://shimbunkisha.jp/



映画「孤狼の血」

舞台は暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島
対立する二つの暴力団組織と
その間に入って脅したりなだめすかしたり
独自の方法でなんとか抗争を抑えようとするベテラン刑事 大上(役所広司)と
県警から赴任してきた大学出の若きエリート刑事 日岡(松坂桃李)

ある日暴力団組織の金庫番的金融会社の社員が失踪する
日岡は大上のめちゃくちゃな捜査方法に疑問を持ちつつも
圧倒的な行動力に振り回され巻き込まれていく

その年のアカデミー賞で最優秀主演男優賞を役所広司が
最優秀助演男優賞を松坂桃李が受賞していますが
ストーリーからみると逆じゃないの?と思ったり

役所広司や石橋蓮司やピエール瀧やら強面でいかにもな感じの人たちから
竹野内豊や中村倫也など一見優男なタイプの俳優さんたちまでが
予想以上にぶちギレててこわいこわい
まあとにかくあっちこっちで誰もかれも暴れまくり
あまりにエグすぎて、映画館で見なくてよかったと思いましたw

見終わった後どっと疲れます
薬局に勤めてる女の子の阿部純子ちゃんだけがちょっと癒しです

公開:2018年5月

http://www.korou.jp/



ドラマ「地獄が呼んでいる」(全6話)

ある日突然 なんの前触れもなく目の前に現れる顔 その顔がこう告げる 「お前は○○後の××時に死ぬ  そして地獄へ行くことになる」と その予告から死までの時間は人それぞれ 数年後の人もいれば、ほんの数十秒後の人もいる 予告された時間になると 3体の怪物のような使者が現れ 対象者を暴...