ヘルシンキに暮らす26歳の青年ペトリ
”幸せを見つけるために” ある実験を始める
家財道具から洋服まで持ちモノすべてを倉庫へ
そして倉庫から1日に1個だけ持ち帰る
それを1年間続ける
1年間 何も買わない
とにかくすべてを倉庫へ入れたので
初日は空っぽのアパートから素っ裸で倉庫へ
途中のゴミ捨て場で新聞紙を拾って隠して走る
ヘルシンキ...寒そうw
そもそも倉庫からはどうやって帰ったの?という疑問w
その辺は完全なドキュメンタリーじゃないけれど
ドキュメンタリー風の映画
自撮りのところが大部分だけど
カメラマンが撮っているところもあります
でも登場人物はリアルな友だちや家族で
ほぼ呆れながらでも笑いながらこの"実験"に付き合ってくれる
初日に選んだのはコート
全身隠せるし、防寒にもなるし、ブランケット代わりにも
なかなか賢い選択だけれど
素っ裸にコートを着て裸足で帰る姿は...完全に危ない人w
ペトリはこの実験を始める前におばあちゃんに相談する
ものがない時代を経験しているおばあちゃんは
「本当に必要なものがわかるはず」と賛成してくれた
最初は不便ながらもその過程を楽しんでいるように見えたけど
ある程度そろってしまうと、もう欲しいものがわからなくなる
何も欲しくない
まだまだものがぎっしり詰まった倉庫をみて途方に暮れる
ペトリは再びおばあちゃんに会いに行く
「持っているモノの多さで幸せは計れない
人生はモノでできていない
別の何かが必要だよ」
トラブルあり、友情あり、出会いありの1年間
ペトリがこの実験で見つけたものは?
おばあちゃんの言葉と笑顔がこの映画のキモです
公開:2018年8月