着任早々子豚を抱えて教室へやってくる
その子豚をみんなで1年間育てて食べようという
「命の授業」
教頭や保護者の一部の反対がありながらも
好奇心でどんどん前に進むこどもたちに
校長はGOサインを出した
Pちゃんと名付けられた子豚を育てるため
みんなで力を合わせて飼育小屋を作り
家から残飯を持ちより
休みの日も交代で餌をやり
掃除やフンの始末をし
台風の時には小屋の補強をしたりして
いつしかペットと化していく
「食べる」というのが最終目的だったはずが
愛情がわいてしまって食べることに迷いが生じる子どもたちに
卒業というタイムリミットが迫る
実話がもとになった話*
すごくすごく考えさせられる話です
そして最後までとことん話し合う子どもたちがリアル
みんな本気で涙しながら意見をぶつけ合う
どこまでセリフなのかわからない
この授業を受けた子どもたちも
この映画に関わった子役たちも
そしてこの映画を見た子どもたちも
きっと感じることがあるはず
命をいただくということ
その重みをずっしりと感じるお話です
*原案となった話:豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日https://www.minervashobo.co.jp/book/b48474.html
公開:2008年11月