- 俺は野良犬として生まれ
怪物として育てられた -
北朝鮮の特殊部隊で厳しい訓練を受けた
超エリート工作員ウォン・リュファン(キム・スヒョン)
極秘任務を受け南(韓国)に潜伏する
任務は貧民街のバカ男ドンクになりきること
目的は知らされていない
自分の正体を知るのは郵便配達員として潜伏する"おじさん"だけ
近所の子どもたちにバカにされいじめらる屈辱に耐えながら
いつか出されるであろう指令を待つリュファンのもとに
新たな工作員が現れる
かつてともに訓練を受けたリ・ヘラン(パク・ギウン)と
自分を慕っていた少年兵だったリ・ヘジン(イ・ヒョヌ)
彼らはなぜ自分のもとに現れたのか?
前半はドンクになりきっているリュファンの
おバカ生活が中心でただただ笑わせてくれるのだけれど
ふたりの工作員が現れたあとに突然出される指令で
映画の雰囲気が一変します
ある決意をもって髪を切り
バカ男ドンクがエリート工作員リュファンへと戻る
そのキム・スヒョンの演技に引き込まれます
バカを演じているという演技と
素に戻った超エリート工作員という演技
文字通り別人と化す姿に
劇中の人たちと同様に圧倒されます
"演技派俳優"と呼ばれているのも納得です
ラストのスーパーのお母さんのシーンが切ない…
日本公開:2014年10月