2021年1月29日金曜日

映画「シークレット・ミッション」

- 俺は野良犬として生まれ
  怪物として育てられた -

北朝鮮の特殊部隊で厳しい訓練を受けた
超エリート工作員ウォン・リュファン(キム・スヒョン)
極秘任務を受け南(韓国)に潜伏する
任務は貧民街のバカ男ドンクになりきること
目的は知らされていない
自分の正体を知るのは郵便配達員として潜伏する"おじさん"だけ
近所の子どもたちにバカにされいじめらる屈辱に耐えながら
いつか出されるであろう指令を待つリュファンのもとに
新たな工作員が現れる
かつてともに訓練を受けたリ・ヘラン(パク・ギウン)と
自分を慕っていた少年兵だったリ・ヘジン(イ・ヒョヌ)
彼らはなぜ自分のもとに現れたのか?

前半はドンクになりきっているリュファンの
おバカ生活が中心でただただ笑わせてくれるのだけれど
ふたりの工作員が現れたあとに突然出される指令で
映画の雰囲気が一変します
ある決意をもって髪を切り
バカ男ドンクがエリート工作員リュファンへと戻る
そのキム・スヒョンの演技に引き込まれます
バカを演じているという演技と
素に戻った超エリート工作員という演技
文字通り別人と化す姿に
劇中の人たちと同様に圧倒されます
"演技派俳優"と呼ばれているのも納得です

ラストのスーパーのお母さんのシーンが切ない…

日本公開:2014年10月

 ポスター:映画.comより

映画「シークレット・ミッション」予告編



2021年1月17日日曜日

映画「ビューティー・インサイド」

キム・ウジンは29歳 家具職人
オリジナル家具をインターネット販売している
人とほとんど顔を合わせない生活
何故ならウジンには秘密があった

 画像:映画.comより

18歳の誕生日の朝
目覚めると別人になっていた
その日から毎日、目覚めると見た目が全くの別人になる
年齢も性別もばらばらで、ときには子どもや外国人になることも

秘密を知っているのは母親と
幼馴染の親友であり仕事仲間でもあるサンベクだけ

ある日ウジンは恋をする
よく訪れていた家具店で働いている女性イス
何度か店に通い、いつも初めての客を装う自分に
いつも変わらず対応してしてくれる彼女と話すため
背が高く、ハンサムでかっこいい、そんな日を選んで
ついに彼女を食事に誘う
このまま眠らずにいたら、このまま彼女と...

この「彼女を誘う日」にウジンが選んだイケメンを
パク・ソジュンが演じています。

 画像:映画.comより

他にも毎日変わるウジンを演じる俳優陣がそれぞれ素晴らしく
見た目は変わってもイスを愛おしく見つめる目に
変わらぬ思いが表現されていました。
ウジンの1人を上野樹里が演じています。
知らずに見ていたのでびっくりしましたが
日本語を話す設定だったせいか違和感なくいい感じでした。

 画像:映画.comより

椅子を作る家具職人のウジンが恋をした女性の名前が"イス"なのは
偶然じゃない気がしますがどうかしら?

外見って鏡を見ないと見えない本人より
そばにいる人の方に影響が大きいかもしれない
毎日外見が変わる相手を自分だったら受け入れられるだろうか
ありえない設定なのだけど演出が良いせいか
なぜかリアルに感じられていろいろと考えさせられました。

とてもとても切なくて悲しいのだけれど
とことん優しくて愛おしいストーリーで
心にじんわりと染みる作品でした。

公開:2016年1月

 画像:映画.comより

映画「ビューティ・インサイド」オフィシャルサイト




2021年1月8日金曜日

映画「ザ・ネゴシエーション」

ソウル市警危機交渉班の警部補ハ・チェユン
休暇中に呼び出され、交渉に当たった人質立てこもり事件で
犯人と十分な交渉ができないまま、強行突入が行われ
犯人と人質の両方を死なせてしまう。
もう目の前で人が死ぬのを見たくないと
警察をやめようとしていたチェユンに新たな事件が…

 画像:映画.comより

十分な情報を与えられないまま
交渉に当たることになりいらだつチェユン
犯人の要求もわからない
犯行動機は何か?
何故自分が駆り出されたのか?
警察は何を隠しているのか?

 画像:映画.comより

ヒョンビン&ソン・イェジン
「愛の不時着」コンビの共演という理由で見ましたけど
それを抜きにしても面白かったです。

 画像:映画.comより

頭も体もキレッキレの凶悪犯ミン・テグにヒョンビン
アメリカ帰りの交渉人ハ・チェユンにソン・イェジン
不時着とはぜんぜん違うのに
どこかにた雰囲気のあるふたりのキャラはイメージにはぴったりでした。

梨泰院クラスでタンバムのシェフ役だった子が
チェユンの部下役で出てました。
あと不時着でユン・セリの次兄セヒョン役だった人が
国家情報院のポンコツ交渉人役で出てきましたよw

公開:2019年8月

 ポスター:映画.comより

2021年1月7日木曜日

映画「パラサイト 半地下の家族」

半地下。窓から通りの地面が見える薄暗い住居。
ギウは、その狭い空間に両親と妹と暮らしていた。
父親は失業中でとても貧しく
家族全員で宅配ピザの箱作りの内職をして
何とか食いつないでいた。

ある日、ギウの友だちで大学生のミニョクが
金運が上がるという「山水景石(水石)」を持ってやってくる。
ミニョクは英語の家庭教師のアルバイトをしているが
自分が留学している間、代わりを頼みたいという。
ギウは、貧しくて大学には行っていないが成績は良かった。
教え子はいい子でギャラも良いという話にのって
ギウは自分を大学生と偽り、家庭教師先を訪れる。

大豪邸に住む裕福な家族。
ギウは自分が教える女子高生に
やんちゃな弟がいることを知り、ある計画を思いつく。
自分の妹をその子の家庭教師にすること。
身分を偽り、だいぶ汚い手を使って
父親と母親もその家で働けるようになり
暮らし向きが良くなり始めるが
その家には、そこに住む家族さえ知らない秘密があった。。。

昨年の米アカデミー賞で作品賞他4部門を受賞して話題になった作品。
さすがと思えるテンポで展開するストーリーに引き込まれました。

半地下に暮らす家族と大豪邸に住む裕福な家族
そしてもうひとつの家族
みな必死に自分とその家族を守ろうとする
そこに起こる悲劇、喜劇?惨劇?
悲しいほどの貧富の差
ギウの計画は最初から最後まで間違いだらけなのに
なぜか実現してほしいと思ってしまうエンディング

ギウの友だちミニョク役に「梨泰院クラス」でパク・セロイを演じたパク・ソジュン
ギウの母親役は、「愛の不時着」でソ・ダンの母親だったチャン・ヘジン
それとソ・ダンのおじさん(母親の弟)だったパク・ミョンフンも登場するという
私のように昨年うっかりはまってしまったばかりのにわか韓流ファンがちょっとうれしくなるキャストでした

公開:2019年12月

 ポスター:映画.comより

映画「パラサイト 半地下の家族」公式サイト

ドラマ「地獄が呼んでいる」(全6話)

ある日突然 なんの前触れもなく目の前に現れる顔 その顔がこう告げる 「お前は○○後の××時に死ぬ  そして地獄へ行くことになる」と その予告から死までの時間は人それぞれ 数年後の人もいれば、ほんの数十秒後の人もいる 予告された時間になると 3体の怪物のような使者が現れ 対象者を暴...