2020年11月15日日曜日

映画「カツベン」

映画にまだ音も色もない時代
活動写真と呼ばれていた白黒映画には
ストーリーを語って聞かせる活動弁士(カツベン)がいた
外国映画や時代劇に人々は夢中になり
弁士はスターだった
その弁士にあこがれる少年 俊太郎と
女優にあこがれる少女 梅子

ある事件で追われる身となった俊太郎は
映画館に逃げ込んで働かせてもらうことになる
そこで女優になって「松子」と名前を変えた梅子と再会する
何かと嫌がらせをしてくるライバルの映画館と
いざこざ どたばた いろいろあって...

監督は周防義和
俊太郎役は成田凌、梅子役は黒島結菜
主役の2人がかわいくて
劇中劇の映画はこのために作られたオリジナルで
草刈民代や上白石萌音が出てたり
城田優が外国映画の俳優として出てたりw
細かいこだわりにもクスッと笑えて
映画への愛が感じられるホンワカ映画です

竹野内豊がずっこけ警察官だったり
高良健吾がイヤミでスカしたスター弁士だったり
井上真央ちゃんの悪役というか悪女役?とか
モガな衣装もかわいかったー
映像技師の子(成河くん)も良かったです
最後の落ちも好きでした

公開:2019年12月

映画「カツベン」公式サイト




2020年11月3日火曜日

映画「LIFE!/ライフ」

原題: The Secret Life of Walter Mitty

写真雑誌「LIFE」の編集部でネガフィルムの管理者として働くウォルターは
空想癖があり、時折ぼーっと別世界へ行ってしまうが
仕事に関してはまじめで間違いない堅実さで知られていた
ある日、会社の経営者が変わり「LIFE」は廃刊することが決まってしまう
途方に暮れるウォルターのもとに、最終号へ乗せるためのフィルムが
伝説のフォト ジャーナリスト"ショーン"から送られてくる
表紙に使用するように指定された25番のフィルムだけがなぜか見当たらない
このフィルムの行方を確かめるため、世界中を飛び回るショーンを探しに
ウォルターは人生で初めての旅に出る

走り出したウォルターを
雑誌「LIFE」の表紙を飾った有名人たちがを見送る
そこに流れるLIFEのスローガン

TO SEE THE WORLD
Things Dangerous To Come To
to see behind walls
TO DRAW CLOSER
TO FIND EACH OTHER
AND TO FEEL
THAT IS THE PURPOSE OF LIFE

世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側をのぞこう
もっと近づこう
お互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから

旅先で出会うたくさんの人々と経験が
内気なウォルターを変えていく

地味ながら写真誌「LIFE」のためにまじめに誠実に働き続けたウォルターに
レジェンドのショーンが送ったものとは?

ウォルター役はベン・スティラー
コメディ俳優というイメージですが
地味でまじめなウォルターがはまってました
ショーン役のショーン・ペンの存在感がすごいです
まさにレジェンドという感じ

全体的には地味な映画だけど
まじめにコツコツはたく人に効きそうな映画ですw

日本公開:2014年3月
映画「LIFE!/ライフ」公式サイト


2020年11月2日月曜日

映画「ミュージアム」

新米刑事が吐いてしまうほどのむごい遺体
殺人の凶器は飢餓状態の犬だった
犬の体内から1枚のメモが発見される
書かれていた言葉は「ドッグフードの刑」

被害者を罰するのが目的のような連続猟奇殺人
事件を調べていた刑事 澤村(小栗旬)は、被害者の共通点が
数か月前に同じ事件の裁判員になっていたことだと知る
澤村の妻もその裁判員のひとりだった

妻夫木聡がクレジットされていたことは
公開当時に見て知っていたはずなのに忘れていて
あれー!!ああー!!これが妻夫木くん!?
と途中で思い出して驚きました。知らずに見たらわからないかも。
井浦新かと思ってみてましたww

犯人が被害者を罰する連続殺人といえば
ブラッド・ピットの「セブン」を思い出してしまいます
奥さんが狙われるところもに似てるし
でも、あそこまで宗教っぽくはないです
犯人の背景はさらっとしか説明されていないので
そこは少し気になりました
ふたごの妹との関係も気になります
「序章」っていうのがあるみたいなので
そっちで描かれてるのかな?
それとも原作で描かれてるのかしら?

犯人の設定が特殊すぎてストーリーにリアリティはあんまりないのですが
映像と演技は迫力ありでハラハラドキドキはします
そして連続猟奇殺人事件なので
それなりに激しいシーンが多々あります
見終わったらどっと疲れますw
とにかく小栗旬くん演じる澤村が精神的にも肉体的にももがき苦しむので
それが見どころかもしれません😁

公開:2016年11月

映画「ミュージアム」公式サイト

2020年11月1日日曜日

映画「火花」

お笑いコンビ ピースの又吉直樹の芥川賞受賞作の映画化
売れない漫才コンビ「スパークス」の徳永(菅田将暉)が
熱海の営業先で出会った先輩芸人・神谷(桐谷健太)
言うこともやることもメチャクチャだけど
お笑いに対する真っ直ぐさに惹かれ
徳永は神谷に弟子にしてくれと頼み込む
弟子と言っても、神谷自身も売れない芸人
何か芸を教えることも無く、ただただ時間があれば会って飲んで
時にふざけ、時に真剣にお笑いについて語るだけ
いつまでたっても売れないふたり
後輩たちにはどんどん抜かれる
いつか信じていたはずの自分の芸にも迷いが生じる
自分が何を目指しどこへ向かっているのかわからなくなる
年は容赦なく取る...

売れない芸人たちの葛藤、将来の不安、借金、相方、彼女、守るべきもの
お笑いとは? 芸人とは?

又吉も売れない時代にいろいろ悩んだのかな
なんてことを想像してしまいます
「スパークス」の最後のライブシーンは原作でも一番泣けたところ
すごく良かったです。さすがの菅田将暉。
泣ける感動シーンのあとに登場する神谷さん
原作ではこのオチが(私的には)ダメだと思ったところ
映画はわりとさらっと面白おかしく描かれています
原作より良かったかもw

エンドロールで流れる歌は
まるでこの映画のために書かれたような詩で
ビートたけしが30年も前に書いたものでした。
桐谷健太の歌はそれだけ聞けば味があってよい気がするけれど
その後に登場する菅田将暉の声があまりに良すぎて
桐谷声はただの粗雑な歌に聞こえちゃいます
好みの問題だとは思うけど、私はちょっとダメでした
あくまで菅田将暉推しでw

公開:2017年10月
映画「火花」東宝公式サイト



追記:
Netflixで放送されたドラマ版(林遣都x浪岡一喜)が
さらに泣けるとお笑い好きのお友だちが言っていました

ドラマ「地獄が呼んでいる」(全6話)

ある日突然 なんの前触れもなく目の前に現れる顔 その顔がこう告げる 「お前は○○後の××時に死ぬ  そして地獄へ行くことになる」と その予告から死までの時間は人それぞれ 数年後の人もいれば、ほんの数十秒後の人もいる 予告された時間になると 3体の怪物のような使者が現れ 対象者を暴...