2020年1月30日木曜日

本「六番目の小夜子」恩田陸著

学校で密かに行われる行事「小夜子」
誰が何のために始めたのか、誰も知らない
にもかかわらず、受け継がれる"鍵"

高校生活最後の年
その初日
花瓶に生けられた真っ赤なバラが教卓に置かれる
それは小夜子が現れた合図
そして転校生がやって来る
誰もが見惚れるほどの美少女
名前は津村沙世子
偶然?それとも彼女が今年のサヨコなの?

高校最後の一大イベントである文化祭で
全校生徒参加で演じることになった舞台が
異常な緊張感と高揚感を生み、文字通りの嵐が起きる
サヨコの正体とは?

初版は1992年。恩田陸のデビュー作。
彼女の描く学校は昭和のにおいが残る
木造校舎、古い部室
たまり場の喫茶店
まだ携帯電話の無い時代
家にかかってくる電話、母親の呼ぶ声
教師が職員室で使っているワープロ

だいぶ大人になってしまった今でも
高校生の話が楽しめるかしら?
なんて思いながら読み始めましたが
そんな昭和のにおいのせいか
すんなりタイムスリップできました。
真っ暗な体育館で
私も順番を待っている気持ちになれて
ドキドキしました。
突っ込みどころはいくつかあるけれど
それを差し引いてもおもしろいと思える作品でした。

新潮社サイトより

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