「あの子がいないと
世界が終わると思っていたのに...」
冬のフィンランド
自閉症の息子をもつサンミン(チョン・ドヨン)
初めて泊りがけのキャンプに参加する息子が心配で
隠れてついていきたいと指導員に詰め寄るが
それでは意味がないと諭され
イライラとたばこに手を伸ばす
火を借りるために声をかけた男性は
同じく娘を見送りに来ていたギホン(コン・ユ)
偶然同じ韓国人だった
息子が心配でならないサンミンを
ギホンがキャンプ場近くまで送ってくれることになるが
途中雪で足止めされてしまう
雪に閉ざされた空間
厳しくも美しい自然の中
図らずも日常から切り離されたふたりは
母でも父でもなく、妻でも夫でもない
男と女になる
名前も名乗らず、二度と会わない...はずだった
8か月後、韓国
日常に戻り仕事をするサンミンの前に
ギホンが現れる
偶然?と尋ねるサンミンに
どうかな...とあいまいに答えるギホン
会ってはいけない
会わずにはいられない
サンミンとギホン
それぞれの夫と妻
そしてそれぞれの息子と娘
この男と女の対比
目の前の相手を思う気持ち
目の前にいない相手を思う気持ち
ことばにならない思い
すべてを支配する無言の訴え
この映画のコン・ユは優柔不断で頼りなげ
優しすぎるがゆえにあいまいな返事をくりかえす
少し情けない感じで
最初はあれ?こんな感じだっけ?と思いましたが
それでもどうしようもなく惹かれてしまう
魅力というか色気というか
抗えない何かを発していました
女優さんはチョン・ドヨン
この方もそこはかとない色気が漂っていて
演技がすごいのか監督がすごいのか
何とも言えない空気感でした
日常に疲れすぎて
疲れていることにすら気づかずにいたふたりが出会う
疲れていた日常に気づいてしまったときに
日常に戻れるのか...
そんなお話
画像:映画.comより公開:2017年2月


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