2020年11月3日火曜日

映画「LIFE!/ライフ」

原題: The Secret Life of Walter Mitty

写真雑誌「LIFE」の編集部でネガフィルムの管理者として働くウォルターは
空想癖があり、時折ぼーっと別世界へ行ってしまうが
仕事に関してはまじめで間違いない堅実さで知られていた
ある日、会社の経営者が変わり「LIFE」は廃刊することが決まってしまう
途方に暮れるウォルターのもとに、最終号へ乗せるためのフィルムが
伝説のフォト ジャーナリスト"ショーン"から送られてくる
表紙に使用するように指定された25番のフィルムだけがなぜか見当たらない
このフィルムの行方を確かめるため、世界中を飛び回るショーンを探しに
ウォルターは人生で初めての旅に出る

走り出したウォルターを
雑誌「LIFE」の表紙を飾った有名人たちがを見送る
そこに流れるLIFEのスローガン

TO SEE THE WORLD
Things Dangerous To Come To
to see behind walls
TO DRAW CLOSER
TO FIND EACH OTHER
AND TO FEEL
THAT IS THE PURPOSE OF LIFE

世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側をのぞこう
もっと近づこう
お互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから

旅先で出会うたくさんの人々と経験が
内気なウォルターを変えていく

地味ながら写真誌「LIFE」のためにまじめに誠実に働き続けたウォルターに
レジェンドのショーンが送ったものとは?

ウォルター役はベン・スティラー
コメディ俳優というイメージですが
地味でまじめなウォルターがはまってました
ショーン役のショーン・ペンの存在感がすごいです
まさにレジェンドという感じ

全体的には地味な映画だけど
まじめにコツコツはたく人に効きそうな映画ですw

日本公開:2014年3月
映画「LIFE!/ライフ」公式サイト


2020年11月2日月曜日

映画「ミュージアム」

新米刑事が吐いてしまうほどのむごい遺体
殺人の凶器は飢餓状態の犬だった
犬の体内から1枚のメモが発見される
書かれていた言葉は「ドッグフードの刑」

被害者を罰するのが目的のような連続猟奇殺人
事件を調べていた刑事 澤村(小栗旬)は、被害者の共通点が
数か月前に同じ事件の裁判員になっていたことだと知る
澤村の妻もその裁判員のひとりだった

妻夫木聡がクレジットされていたことは
公開当時に見て知っていたはずなのに忘れていて
あれー!!ああー!!これが妻夫木くん!?
と途中で思い出して驚きました。知らずに見たらわからないかも。
井浦新かと思ってみてましたww

犯人が被害者を罰する連続殺人といえば
ブラッド・ピットの「セブン」を思い出してしまいます
奥さんが狙われるところもに似てるし
でも、あそこまで宗教っぽくはないです
犯人の背景はさらっとしか説明されていないので
そこは少し気になりました
ふたごの妹との関係も気になります
「序章」っていうのがあるみたいなので
そっちで描かれてるのかな?
それとも原作で描かれてるのかしら?

犯人の設定が特殊すぎてストーリーにリアリティはあんまりないのですが
映像と演技は迫力ありでハラハラドキドキはします
そして連続猟奇殺人事件なので
それなりに激しいシーンが多々あります
見終わったらどっと疲れますw
とにかく小栗旬くん演じる澤村が精神的にも肉体的にももがき苦しむので
それが見どころかもしれません😁

公開:2016年11月

映画「ミュージアム」公式サイト

2020年11月1日日曜日

映画「火花」

お笑いコンビ ピースの又吉直樹の芥川賞受賞作の映画化
売れない漫才コンビ「スパークス」の徳永(菅田将暉)が
熱海の営業先で出会った先輩芸人・神谷(桐谷健太)
言うこともやることもメチャクチャだけど
お笑いに対する真っ直ぐさに惹かれ
徳永は神谷に弟子にしてくれと頼み込む
弟子と言っても、神谷自身も売れない芸人
何か芸を教えることも無く、ただただ時間があれば会って飲んで
時にふざけ、時に真剣にお笑いについて語るだけ
いつまでたっても売れないふたり
後輩たちにはどんどん抜かれる
いつか信じていたはずの自分の芸にも迷いが生じる
自分が何を目指しどこへ向かっているのかわからなくなる
年は容赦なく取る...

売れない芸人たちの葛藤、将来の不安、借金、相方、彼女、守るべきもの
お笑いとは? 芸人とは?

又吉も売れない時代にいろいろ悩んだのかな
なんてことを想像してしまいます
「スパークス」の最後のライブシーンは原作でも一番泣けたところ
すごく良かったです。さすがの菅田将暉。
泣ける感動シーンのあとに登場する神谷さん
原作ではこのオチが(私的には)ダメだと思ったところ
映画はわりとさらっと面白おかしく描かれています
原作より良かったかもw

エンドロールで流れる歌は
まるでこの映画のために書かれたような詩で
ビートたけしが30年も前に書いたものでした。
桐谷健太の歌はそれだけ聞けば味があってよい気がするけれど
その後に登場する菅田将暉の声があまりに良すぎて
桐谷声はただの粗雑な歌に聞こえちゃいます
好みの問題だとは思うけど、私はちょっとダメでした
あくまで菅田将暉推しでw

公開:2017年10月
映画「火花」東宝公式サイト



追記:
Netflixで放送されたドラマ版(林遣都x浪岡一喜)が
さらに泣けるとお笑い好きのお友だちが言っていました

2020年10月31日土曜日

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

舞台は32年前の架空の町の小さなお店 ナミヤ雑貨店
そこの店主が町の人々の悩み相談を受けている
100点取りたいという子ども
自分の行く道を迷うミュージシャン
不倫相手の子どもを身ごもった女性
客に店を持たせてやるから愛人になれといわれるホステスなど
かわいいものから重いものまで悩みも様々
店のシャッターの郵便受けに差し込まれる手紙
そこから受け取った悩みは
その大小に関わらず真剣に考えてきっちり返事を書く
返事は表の牛乳配達ボックスの中へ

そして舞台は32年後へ
何か事件を起こして逃走中の青年3人組
車がエンストして、偶然逃げ込んだのがこの雑貨店
すでに閉店していて空き家となったこの店で奇蹟が起こる

原作未読です。
エンドロールを見るまで、東野圭吾原作とは知ませんでした
こういう話もあるのですねw
奇蹟が奇蹟とわかるまでに3段階くらいのストーリーがあって
それらが最後に繋がってほっとして、あったかい気持ちになります
この悩み相談は、書かれた答えそのものよりも
誰かがちゃんと話を聞いてくれて、真剣に考えて答えてくれた
ということが大事なんだなーって思いました

3人組のひとり 村上虹郎くんがすごく良かった
一番地味な子を演じてたのは佐藤浩市の息子だそうです

公開:2017年9月


2020年10月30日金曜日

映画「チョコレートドーナツ」(原題:Any Day Now)

1979年 カリフォルニア
ショーダンサーとして働くゲイのルディ(Alan Cumming)
アパートの隣には障がいを持つ少年マルコが
母親とふたりで暮らしていた
母親が男を連れ込むたびに
昼夜問わず部屋の外へ出されるマルコ
ある日その母親がドラッグの所持で逮捕され
マルコは福祉局の職員がどこかの施設へ連れていく

気になりつつも日々の生活に追われていたルディが
夜中に街をひとりで歩いているマルコを発見する
施設を抜け出し家に帰ろうとして迷子になっていた

マルコを引き取って育てたいと奔走するルディと
弁護士のボーイフレンド ポール
たとえどんなにひどい母親でも
実母から子どもを引き離すことは簡単ではない
彼らがゲイであることが、さらにそれを難しくする

70年代に実際にあった話が原作
弁護士、判事、上司、福祉施設の人々
自分をまともだと思っている人が、実は一番やっかいで残酷
自分のものさし、自分の価値観でしかものが見られない人々
自分と違うものを否定し、憎悪し、攻撃する。
最後にポールから届いた手紙を読んだあの人たちは
この問題をどう受け止めたのか?

何が正しくて、何が間違っているのか
子どもにとって最適な環境とはどんなものか
それを判断するのは誰か

悲しいお話なので、泣くのは覚悟して
でもきっと見終わったら人にやさしくなれるはず



http://bitters.co.jp/choco/

公開:2012年4月


原題「Any Day Now」について

"Any Day Now" というフレーズは
劇中でルディが歌う "I Shall Be Released" の
歌詞の中にありました。

Any day now, any day now, I shall be released.

オリジナルはボブ・ディラン。
たくさんのアーティストがカヴァーしていて
シンプルでわりと短い歌詞なため解釈は諸説あるようです。
もともとはRubin Carter事件という冤罪事件の歌で
「今にでも、俺は釈放されるべきだ」と歌っているという説に
説得力があると思いました。

Released は"解放される"とか"自由になれる"とか、そんな感じ。

この映画の中で、ルディはエンディングを少しアレンジしていて

I swear, I swear, my love, we shall be released.

と歌っています。
 "I swear" 
「自由になれるだろう」ではなく
「自由になる、なってやる」と誓うこと。
そして "Any Day Now" というタイトルは
その日が遠い未来じゃなく
今日にでも、今にでも
という強い決意を表しているのかなと思いました。

2020年10月29日木曜日

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」

 「人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ」
大ベストセラーとなった「斜陽」の有名なフレーズは
実は愛人が日記にしたためていた言葉だった




「人間失格」という小説の映画化ではなくて
作家 太宰治の晩年を描いたストーリーです。
とはいえ、太宰作品はそもそも私小説っぽいので
リンクするがシーンも多々あります。

監督は蜷川実花。
さすがと言いたくなる「色」のきれいさで
どこでストップしてもきっと絵になるんじゃないかと思うほど。
画面がいちいちほれぼれするほどきれいです。
演出の方は...、やっぱりところどころ芝居くさいというか
「いかにもセリフ」的なちょっと残念なシーンがあったなぁ…と
でも、全体的にはOK👌
前作「ヘルター・スケルター」よりはだいぶよかったと思いますw

映画をみても小説を読んでも
とにかくどうしようもないろくでなしにしか思えない太宰治。
小栗旬が、このろくでもない太宰のろくでなし感を全面に出しつつ
女たちがなぜか惹かれてしまう魅力をうまく醸し出してたと思います。
一見、太宰にだまされ振り回され翻弄されているような女たち。
実は振り回していたのは女たちの方だったのかも?

妻に悪いと言いつつ愛人として生きる決意し
太宰の子を身ごもる静子=沢尻エリカ
愛人の存在を知りつつ
夫を天才と信じて家で待つ妻 美知子=宮沢りえ
妻にも静子にも嫉妬し、太宰を自分のものにするために
死を選んだ富栄=二階堂ふみ

特に沢尻エリカ演じる太田静子という人物は気になりました。
「斜陽」の人。彼女が書いた「斜陽日記」を読みたいと思いました。

突然現れた三島由紀夫=高良健吾!
太宰文学がきらいだと本人に言ったエピソードは
(タイミング違うようですが)実話だそうです。
三島由紀夫作品も読みたくなりましたw

あと、ちょっとしか出てないけど藤原竜也とのシーンも良かったです。

小説を読んでおくとこの映画が楽しめるし
この映画を見ておくと背景がわかってより小説が楽しめる
そんな気がしました。
太宰だけじゃなく、この時代の他の作家の作品も読みたくなりますよ。

http://ningenshikkaku-movie.com/

公開:2019年9月

2020年9月23日水曜日

映画「ブタがいた教室」

(ちょっと古い映画でだいぶ前に視聴済みだったのですが
 今を時めく北村匠海くんが出演していたという情報をキャッチして
 改めて再視聴)

6年生の担任になった新任教師(妻夫木聡)が
着任早々子豚を抱えて教室へやってくる
その子豚をみんなで1年間育てて食べようという

「命の授業」

教頭や保護者の一部の反対がありながらも
好奇心でどんどん前に進むこどもたちに
校長はGOサインを出した
Pちゃんと名付けられた子豚を育てるため
みんなで力を合わせて飼育小屋を作り
家から残飯を持ちより
休みの日も交代で餌をやり
掃除やフンの始末をし
台風の時には小屋の補強をしたりして
いつしかペットと化していく
「食べる」というのが最終目的だったはずが
愛情がわいてしまって食べることに迷いが生じる子どもたちに
卒業というタイムリミットが迫る

実話がもとになった話*
すごくすごく考えさせられる話です
そして最後までとことん話し合う子どもたちがリアル
みんな本気で涙しながら意見をぶつけ合う
どこまでセリフなのかわからない
この授業を受けた子どもたちも
この映画に関わった子役たちも
そしてこの映画を見た子どもたちも
きっと感じることがあるはず

命をいただくということ
その重みをずっしりと感じるお話です

*原案となった話:豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日https://www.minervashobo.co.jp/book/b48474.html

公開:2008年11月




聴く本「サラバ!」上・中・下巻

Amazon Audibleで本を聴き始めて約2年半。 この聴く読書というのは ハマる人とハマらない人がいるみたいです。 で、今また2ヵ月無料キャンペーンをしているので 迷っている人はお試ししてみたら?と やんわりおすすめするために 私が最初に聴いた本を紹介します。 たまたま【朗...